「引く」「押す」「上げる」「落とす」「回す」
人の動きはこの五つの要素から成り立っています。
そのため、この五体の身体操法が基本となり
これらの動きを学ぶための根本法の稽古を主体に行います。
そうして武術的な身体を造りあげ、具体法(技の習得)の稽古に入ります。
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そちらも御覧下さい。→Youtubeチャンネル 北海道春風館
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腕を掴まれた状態から相手を引き崩す身体操法です。 両手で掴まれたり、袖や胸を取られても 自分から掴んでも同じ感覚で動くことが 求められます。 |
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掴まれた、あるいは掴んだ状態から相手を押し崩す身体操法です。 「引く」と同様に腕を抜いて、上半身と下半身、身体全体をつなげ 全部を使って前に出ることによって相手を倒します。 押されているのに押し返すことができない柔らかい力で動かなければ 相手を崩し、倒すことはできません。 |
根本法 - そよ風
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両手を上がらないよう相手に取ってもらい、それを上げ返す身体操法です。 肘や肩などを支点にせず、抜けた腕を通して身体の力を使うことによって 察知されにくく、かつ大きな力が伝わるので、相手を崩すことができます。 腕を使えば余程の力の差が無いかぎり、 上げ返すことは不可能なので 逆にどれだけ力を抜いて腕を上げることができるかが重要となります。 |
根本法 - 寝たきり合気上げ
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身体の重さを使って相手を下に崩す身体操法です。 腕や肩などから出る筋肉の力で重さを出すのではなく、 脱力やつなぎ、呼吸法によって全体重を柔らかく落とすことで相手を崩します。 他の動きと同様、全てが動くことによって 重さを相手に伝えなければ、 ただもたれかかるようになり、重みを伝えることができません。 習熟すれば武器を通して重さを伝えることも可能になります。 |
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自分の軸を回すことによって、相手を崩す身体操法です。 体幹からの大きな力を察知できないように出す動き方を学びます。 腕や肩など、どこか一点でも早く動いたり 強く動いたりすれば相手とぶつかり、 力を察知されてしまいます。 相手を包むように、全てがつながって動かなければ、相手を倒すことは困難です。 |